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腹部大動脈瘤 [その他]

ブログタイトルにはそぐわないが、ひとつ記事を書いておく。

九月六日から九月十七日まで、人生初の大手術で病院に居た。
三年前に見つかった腹部大動脈瘤が、今年七月二十日の検査でとうとう51mmを超えてしまった。
一ヶ月前からの禁煙を経て、九月六日入院八日手術十四日後に退院のスケジュールで臨んだのだった。

入院日に病室から見た虹
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入院日に病棟から見た光芒
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入院日に病棟から見た落陽
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撮影:2023年9月6日
カメラ:SHARP AQUOS SH-RM15

手術は、人工血管置換の開腹手術を選んだ。開腹が怖くて、当初からステント手術を希望していたのだが、血管が良くないという画像を確認して、開腹する事に決めた。
手術は9:30に始まって、15:30に終わったらしい。目覚めるとICUに居て、朦朧とする中強烈な痛みを感じていた。
ICUに居る間は、呼吸の仕方を忘れたのかというぐらい息苦しく、異様にのどが渇いて唇がひっついた。二時間おきに、氷を口に放り込んでもらっていた。こんな事で本当に復帰できるんだろうかと不安しか無かった。主治医(執刀医)は、復帰までのプロセスを説いて頑張りどころを示唆して、ずっと励まし続けてくれた。おかげで強い意志を保つ事ができた。

一般病棟に戻って見た二十九夜月
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撮影:2023年9月13日
カメラ:SONY Cyber-shot DSC-HX60V

手術から三日後、ICUを出て一般病棟に戻って来れた。その後は日増しに回復していくのが、目に見えて分かった。リハビリ担当も驚くほどにスケジュールをこなせて、予定より三日早く退院できた。
主治医を始めサポートしてくださった皆さんに、心から感謝をしてお礼が言いたい。退院が日曜日でお昼前だったので、ナースステーションに人影は無かった。感謝の言葉を発して、一礼してあとにした。

手術後不思議な事が起きた。
杖無しでは100mしか歩けなかったのが、杖無しで400m(病棟内のリハビリコース)歩けるようになった。また、コロナワクチンの二回目接種後から出た、腕のだるさ(熱中症の症状)の後遺症に二年間悩まされてきたが、それも嘘のように無くなった。主治医は、首を傾げながら、血流が良くなったからだと言う。


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